最初は「キャラの相関やストーリーある程度知ってた方がエロ同人でも使いやすいよね」っていう不純極まりない動機で見始めたのですが、大変楽しませてもらいました。
メインテーマはやっぱり「家族愛」ですよね。つっても雅音と利穂子を取り除いたらその要素がほぼ皆無になるんですがw 様々な場面で前面に押し出されていて分かりやすくそれだけにぐっとくる場面も多かった。戦闘シーンは気合入っててよかったです。ウィッチブレイドは動かせるパーツが多くまたその自由度が大変高いため人によって動かし方が色々ことなると思いますが、熱かった。GJ!
ただ、ちょっと最後詰め込みすぎたような。もう少し後日談が欲しいなーというのが本音ですが、あえていらないと判断されたとも取れる。これは投げやりなのではなく今までのやりとりで充分推測可能だから。でもやっぱり最終話は2話に分けて……

以下キャラ別ネタバレ付感想。
○天羽雅音
本編の主人公その1。戦うお母さん。戦いの目的はいつだって梨穂子のためでした。最初はお金を稼いで梨穂子と暮らすため。次はウィッチブレイドの運命から梨穂子を守るため。不器用ながらも全力で梨穂子を愛してたよ。かっこよかった。
崩壊の兆しが見えてから、なんとかそれに抗おうと色々頑張ったけど無理だった。梨穂子に死を伝える勇気は見習いたい。そして最終的に憂い無く散ることが出来たのは幸せだっただろう。最後の東京タワーの上にいる時に、目が人間状態に戻ってたのが印象的でした。

○天羽梨穂子
主人公その2。強い幼女。強いってのは心のほうです念のため。
いつも雅音を支えてましたが、存在自体も支えになってましたね。
23話で斗沢に「ママはお前に笑っていて欲しい」というのを聞いてから、梨穂子は雅音の前で一度も泣かず笑顔を維持してました。これは半端ない。普通感情ねじ伏せれないよ。すごいよ。
最後は雅音のいる東京タワーへ一人で行きました。そして消滅前の雅音と会話。母親はいなくなってしまったけど、鷹山さんと楽しく生きていってください。

○奈月マリ子
ビルのオーナー。最初は分からんちんのとっちめちんかと思ってましたがちゃんと話の分かる情に溢れるおばさんでした。

○チョーさん
地味にあちこちで役立ってるお爺さん。最後まで謎な部分があったような。
個人的にはもっと雅音にセクハラして欲しかっ(殴

○斗沢祐介
特ダネを撮りそれをマスコミに売るカメラマン。おかげで警察からはにらまれてましたがw
雅音との出会いは突然。最初は「特ダネげっとー!」と雅音を追ってましたが実際に彼女から戦いの理由などを聞かされ段々マジに。雅音に対してもマジに。しかし鷹山に取られてしまいましたが。ちょっとかわいそう。
雅音のために、自分が出来ることをちょっとでもと探し行動するその行動力は作品中随一。特に最後の報道への干渉はグッジョブすぎる。これは天羽親子のためというよりは自分が我慢できなかったってのが大きそうですが。
最後の東京タワーの光は、この人写真撮ってる気がするんですが。てか撮ってて欲しい。そこら辺見たかったってのが、後日談が欲しい最大の理由。

○ナォミ
今知ったけど「ォ」なんですね。奈月ビルの住人で占い師。しかし客がいるところは結局一度も見ませんでした。
いつも引っ込み思案な彼女ですが、最後に自分の商売道具をぶっ壊して「雅音さん、大吉です!大吉!!」と彼女を勇気付けようとしたり。これが彼女の最大にして唯一の功績?

○マイケル
奈月ビルの住人にして、結局最後まで色々謎だらけだった人物。ただ海の回で、その筋では有名な人物ということだけは分かった。いつも奈月ビルの面子と行動をともにしてたことを考えると、情に厚いいい奴なんじゃないかと。

※この奈月ビルのメンバーはウィッチブレイドの日常パートを支える上で不可欠な存在でした。雅音=ウィッチブレイドというのを素直に受け入れた上で励ましたりする姿には胸を打たれる。天羽親子は本当にいい場所を見つけられたと思いますね。

○鷹山澪士
導示重工の重役でした。最初は頭の固いおっさんって印象でしたが、実際は非常にクレバーなナイスガイ。部下からの信頼も厚いです。
仕事関係では一度も焦りを見せない男が、梨穂子の前ではたじたじになるのには笑みが零れました。
今後は雅音の分まで梨穂子を立派に育ててやってください。

○瀬川弘樹
常にその場で強いものを見抜きそれに付き従うもの。けど実力が無いわけではなくて、秘書としては相当有能です。ただ途中で和銅に乗り換えたのがミスでしたね。
今後の職を心配してたけど、あんたなら何でもできるよ。

○和銅将也
常に鷹山をライバル視し、結局最後まで敵わなかった男。あまりに鷹山に固執する余り本質が見えなくなること多数。臆病で小心者で、最終的に和銅から切られることで精神が可哀想なことに。なんつーか惨めな場面しかありませんでした。

○古水達興
万能な父親の影を追い求めた科学者。自分の遺伝子を持つ完璧な人間を作ろうと躍起になってましたが、最高傑作であるマリアに飼い犬に手を噛まれる形に。あわれ。
人が出来る限界を見失い、暴走しちゃ駄目ですよ。

○蘇峰玲奈
ナソエフの科学者。実は梨穂子の真の母親。
途中で梨穂子を引き取りますが、その際母親の情に芽生えました。大事なことに気づけてよかったね。

○都築栞
ナソエフのクローンブレイド装着者。玲奈さんLOVEな百合っ子。
クローンブレイドにより暴走して結局消滅。
もっとエロく……駄目ですか。

○まりあ
ナソエフのクローンの最高傑作。最初はただのすごい力を持った駄々っ子でしたが玲奈との一見以来精神的に成長。たださらなる力を欲するようになります。
周囲からの「力を手に入れてどうしたいの」という問いに最後まで答えられなかった彼女。当面の目的に固執する余り最終目的を見失ってしまいました。でも最後に見た幻。あれが彼女が結局望んだものかと思うと切ないですね。本当の愛を知らなかった彼女が欲したものは、結局変わらなかったんですね。
ああ、まりあもテーマに沿ってるのか。

○あおい
百合っ子そのニ。最後は犬死っぽくて悲しくなった。けどま、まりあが涙を流してくれたのが救いでしょうか。

○西田りえ
ウィッチブレイドの力に魅せられ過ぎた者。最期はIウェポンに車ごと踏み潰されました。乙。


さーて次は何を見よう?とりあえずソルティ・レイの続きを借りていくかな。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索